SML#2.0.0リリース

来ました> http://www.pllab.riec.tohoku.ac.jp/smlsharp/ja/?Download

大きな変更としてバックエンドが今までの手書きから(?)LLVMに置き換わっています。
多少構文の修正もありそうですが、新機能は特にアナウンスされてません。(というかドキュメントの公開自体がまだ)


とりあえずベンチマークを取ってみました。
1.2.0の時に書いたAObenchをVM上のLinux上で動かしました。
> http://d.hatena.ne.jp/eldesh/20131213/1386907957

AObenchベンチマーク結果

処理系 real user sys
gcc 0m4.531s 0m4.484s 0m0.012s
smlnj 0m11.662s 0m11.505s 0m0.056s
mlton 0m7.167s 0m7.044s 0m0.080s
sml#1.2.0 1m12.176s 1m11.640s 0m0.124s
sml#2.0.0 0m39.728s 0m39.282s 0m0.104s


実行時間が 54%、およそ倍速になってます!!これがバックエンドの差し替えだけに依るのか分かりませんし、まだ他の(SML界の)メジャーな処理系には及びませんが着実な進化がうかがえますね。


これからに益々期待しましょう。