実践CommonLisp読了!
やっと読んだぜ!後半の実践部分が難しい.そこまではすらすら読めます.
使い方のバリエーションが豊富に載っていて,非常に丁寧で分かりやすい入門書でした.
CommonLispの凄いところ
- format気合い入りすぎ
;; リストの中身一発表示 (format t "~{~{~a,~}~%~}" '((1 2 3 4) (5 6 7 8))) 1,2,3,4,<改行> 5,6,7,8,<改行>
- loop気合い入りすぎ
;; これは普通の使い方だけど (loop for i from 1 to 10 collecting i) > (1 2 3 4 5 6 7 8 9 10)
- マクロ凄すぎ!神!
CommonLispの直して欲しいところ
- 関数名に統一性がない(いろいろ入れすぎ感)
- formatに気合い入れすぎ(読めません><)
- loopに構文付けすぎ(中置構文入れてどうするんですか><)
;; for( i=0; str[i]!='\0'; ++i ) ;; { out << str[i] ; } (loop for char = (code-char (read-byte in)) ;; '='の右辺の値をループ変数charに束縛 until (char= char +null+) do (write-char char s))))
-
- 無駄に自然言語っぽいキーワードを入れすぎです(この例ではuntil)
- コンテナとかユーザ定義してインターフェースはどうやって提供するべきか決まってなさげ
その他
- Lispは単純じゃない.(S式の形が単純なだけ)
- Lisp以外の言語で意味を持つ記号(+,-,->など)が文法上意味を持たないのは読みづらい. ML族を見習うべき!*1
- コンテナを操作する関数名はC++っぽくてよいものもある(個人的に) remove-if,count-if-notなど.
- 実用志向で作られてる感がある. 美しさと速さをどっちとるかを選ぶところでは,ギリギリ速さ優先な印象.
- マクロは自分で書ける気がしない
- ベルカ式魔法言語やばい.
実戦実践向け.
- 作者: Peter Seibel,佐野匡俊,水丸淳,園城雅之,金子祐介
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2008/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:これは自分でなんとかするべきかも知れない…?